もう考えないように。

彼は本当にいい人で、

私のことを愛してくれるし、大事にしてくれる。

浮気の心配もない(はずってわかってる)。経済的に最悪な状況は想定できないし、

お金の使い方もストレスなく過ごせている。

私に向き合ってくれているように感じる。


その一方で、私が彼のことをあらかた理解できるようになることは

一生ないように感じる。彼の使う言葉はいつも配慮に欠けていて、

29にもなった大人が、と感じる言動が多い。

一緒に外に遊びに行けば、つまらないことはないし気は使わないけど

「楽しい」と思うことがあまりない。


家でふざけた下ネタしか話していないからだと思う。

大人になって、そんな話もできなくなったら、

私と彼は、どうやって余生を過ごしていくんだろうといつも思ってた。

自分の子供にも、もっとユーモアのある子どもに育ってほしい、そう思っている。


やっぱりこの年になると、「好き」って感情だけじゃそばにいられない。

その先の長い長い道のりを一緒に歩めるイメージが無ければ、諦めたくなるものなのだ。


きっと幸せにはなれるんだろうけど、

なんだかどこか、理想と違う現実にまだ追い付いていない気がしている。


親友に太陽星座と月星座をよく知る人がいて、

運命的に私と彼は相性が良くないんだそうだ。

一生理解しあうことは出来ないんだそうだ。


周囲の、運命的に相性のいい人のことを彼女は推してくるのだけど

そんな気分にもなれない。誰かと一緒にいて、その人と向き合う労力が

もうしばらくは無いだろうと思うからだ。


一人っこの良くないところは、争いなく「自分が正しい」

そう思える環境が多すぎるので、対立したり、それで向き合うことが

とても怖くて、苦手な面である。

母曰く、そういうことなんてあって当たり前でそれが「家族だ」だそうだ。


それもそれで正しくないような気はするが、一理ある。

私は疲れてしまった。










0コメント

  • 1000 / 1000