2020.12.09 15:08年に一度の過呼吸記事を更新するのはかなり久しぶりだが、大概このブログを更新するときは決まって何かが悪い時だ。今日は久しぶりに、涙が止まらなくなる時を経験した。きっかけはただ、帰りのバスにうまく乗れずやっと乗れたバスで気を紛らわせようと漫画を読んだら感情移入して涙が流れた、その時だった。止まらなくなって、とにかく何かわからないけれどひたすらに悲しく、つらく、不安な気持ちに襲われる。かろうじて今は愛犬がいるので、死の...
2020.01.30 16:58恐ろしい程拗れた自分母は、私が小さい頃から身体が弱かった。目眩がすると枕元に洗面器をおいて、毎晩嗚咽していた姿や、マンションの共用部で過呼吸を起こして倒れ救急車で運ばれる姿は、私の数少ない幼少期の記憶の中で、異常なほど鮮明に残り続けている。それを見ていつも、私は母を労わる側の人間だった。小学校では毎日夕礼で欠席した子の回復をみんなで手を合わせてお祈りする決まりがあった。「明日は○○さんが元気に出てこられますように」祈...
2019.06.10 13:31夕方の新幹線自立している自分が好きだ。実家から大阪に帰り、新幹線を降りる。さっきまでは着ていたセーターだけでは寒かったのに、新大阪駅はあったかかった。人混みに紛れて、エスカレーターの右側に立つ瞬間が好きだ。新幹線の窓から外を見るのが好きだ。さっきまで土砂降りだったのに、名古屋を過ぎたあたりから辺りは緑緑しい田んぼと綺麗な水色の空で、夕方なのにまだこんなに明るいと、思わせてくれる夏の空だった。その景色を見つけた...
2019.06.02 14:26火燃え上がった火はやがて消える。グラスが割れた。今日のさっき、ずっと好きだったN氏の告白を電話で断った。何を思うでもなく、とりあえず外に出て、タバコを吸った。映画を見て、ロウソクの火を見る時間。自立している自分を感じるのは好き。自律はできていない。校長先生が、その違いを言ってたっけな。中身は忘れた。
2019.05.11 08:43コントラストもうこのまま死んでもいいかなぁ、と思う瞬間が最近は本当に増えた。きっと普段つらくて、なにも楽しいことがないからこそ、幸せが際立つ。平日頑張るから、花金が楽しくて土日が最高になる、そんな感覚。それはいいことでもあって、悪いことでもあることに気づいた。幸せを感じた時、同時にそれを失うのが怖くなってしまうから。その落差を経験するのが面倒で、生きるのに疲れた。そんな感じだと思う。もう何も考えず、思いついた...
2019.04.24 12:45暗闇珍しいことなのだろうか。電気もつけず、外の光に照らされた汚い部屋の中を、ただ眺める時間は、私の中の暗闇。死んでもいい。明日を生きる活力がない。これは彼氏がいないからなのか。それとも、気になっている人に彼女ができてしまったからなのか。やらなければならない仕事を残している。明日の訪問資料、顧客対応。見積もり、申込書作成。社内調整。とにかく、終わっていないことばかりだ。愛する人がいないと、こうなるのだろ...
2019.03.20 07:54備忘録、そのよん。2019年3月12日水曜日。朝9時、手術の時間。8時50分に病院の前へ行き、携帯を握った。昨晩、不安を口にする相手がいなかった。幼馴染には十分に話を聞いてもらいすぎたし、かといって同期は返しがいつも冗談めいていて真剣に聞いてもらえていないように感じてしまうからだ。世界一わがままな私だった。彼には前後で連絡します、と言った。でも本当に連絡をしたところで、意味があるのかも全然わからなくて、本当にギリギ...
2019.03.12 13:53備忘録、そのさん。2019年3月12日、手術前夜。先輩に誘われて遊びに行き、仕事もせず我を忘れて楽しんだのもつかの間、22時頃家に帰宅しようと1人になった瞬間からとんでもない不安が自分に襲いかかってきた。厳密には不安というより、あらゆる感情に揉みくちゃにされているような感覚だ。明日の朝起きられるか、準備するものを忘れないだろうか、絶飲絶食が守れるだろうか。手術は、無事に終わるのだろうか。そして終わったら、彼に会える...
2019.03.06 15:23備忘録、そのにのに。大したことはない。ただ今日も、私のことを心配してくれたこと、ちゃんと考えて、明日時間がほしいと、言ってくれたこと。それが嬉しいと感じてしまったこと。大丈夫?この回答に1時間は悩んだ。大丈夫だと思う、でも正直言って、大丈夫じゃない時なんてない。いつもふと涙が溢れるくらいには、ゆらゆらと不安定なところで、一歩一歩地道に生きているのだ。大丈夫じゃない、というのはもっと嫌いだ。心配をかけたい、でもそれより...
2019.03.05 11:23備忘録、そのに。2019.3.4 月曜日私は昼に改めて病院に行った。今回はちゃんと、赤ちゃんが入る袋が目視できるサイズで、私のお腹の左側に、確認することができた。今や、四方に印をつけるだけで、サイズから5週間と3日目、とすぐにわかる時代である。2019.3.5 火曜日悩みに悩んだ結果、ちゃんと彼に面と向かって伝えることにした。もちろん夕方からソワソワしてしまって、仕事なんて手に付かなかったが、これは仕方のないこと...
2019.02.24 11:05備忘録、そのいち。2019年2月24日、日曜日。生理予定日から1週間。熊本から帰宅し、即妊娠検査薬を使う。結果を見ずに一旦冷静にリビングで落ち着きながら、何も考えず、待つこと1分。それはあっという間にやってきた「陽性反応」だった。2019年2月2日、土曜日会社の先輩と飲みに行き、自宅へ一緒に帰り、体を重ねてしまった。その日が危険日であったこと、思い返すと、避妊もしていなければ中に出てしまっていたことを、今とても後悔...
2018.11.24 14:56また一つ増えた命日2018年、11月24日土曜日の17時頃、ポーキーの心臓が止まってしまった。最後に会ったのが大分前に思えてしまうほど時間が経って、記憶が定かでない。だからなおさら、元気にはしゃぐ彼の姿しか思い出せなくて、死んでしまったことが信じられない。ふと思い出そうとしても、悲しもうとしても、元気なポーキーだけが。命日を覚えていようとするのは、何故だろう。覚えていられるだろうか。死んでしまったポーキーでも、目を...